第7話「カナモト、裸になる。ドキドキの住宅ローン事前審査。」

愛するヨコハマで、初内見にもかかわらず、
“買いたい”と思える超お気に入り物件に出会ってしまった僕カナモト。
担当営業のサノさんに勧められ、今後購入申し込みをする場合に
スピーディーかつスムーズに動けるよう、
ひとまず住宅ローンの事前審査(※)を進めることに。
今回は、その模様をお伝えします。
※本審査前の簡易的な審査のことで、通過すれば9割方は本審査も通過するそう。

資金計画表を見て、僕は買った気になっていた。

2020年11月1日(日)、初内見を終えたその日の夜、
大好きなハイボールを飲みながら、ぼんやりと“資金計画表”を眺めていた。
資金計画表とは、物件価格と購入に伴ってかかる諸経費を足した合計金額に対して、
ローンの借入金額と期間、金利、そして月々の支払い金額などが明記されたものだ。
内見時にサノさんから渡された“それ”を改めて見て、アルコールの勢いも相まって、
僕の購入意欲は一層高まっていた、いやもう購入したつもりになっていた笑

こうした気持ちを後押ししてくれたのは、資金計画表に記載された“返済率”にある。
返済率とは、年収に占める年間返済率の割合を示したものであり、
一般的には25~30%が適当とされているらしく、その数値の圏内であることが、
ローン審査通過の条件ともされているそうだ(ネット調べ①)。
ちなみに、サノさんはさらに月々の支払いが生活を圧迫することなく、
ゆとりを持って暮らせるよう、自身のお客様には返済率22~23%台での
購入をお勧めしているとのことだった。

僕の資金計画表には、自己資金(頭金)ナシ、物件価格の満額をローンで借りた場合でも
返済率“約20%”と表記されていた。そして、月々の支払い金額は、
今住んでいる賃貸マンションの賃料と、ほぼ同じくらいであった。
フリーランスである限り、今後の稼ぎの安定が全く保障されていないことを考えても、
十分に支払うことができるだろうと思えたのだ。

だからもう買った気になっていた笑。
この日はハイボールが進んだし、とても美味しかった。

個人事業主の年収って、売上or所得金額!?

個人事業主の場合、住宅ローンの事前審査においては
「確定申告書3期分」、本人確認のために免許証と保険証のコピー、印鑑が必要となる。
これは事前にサノさんが教えてくれていた。
役所や病院などで免許証や保険証を見せることはよくあるが、確定申告書を他人に見せることなんてまずない。むしろ、自分の仕事で稼いだお金や使ったお金を全て見せることは、とても恥ずかしく感じることでもあった。
裸になるような感覚だった。

また、一夜明けて、3期分の確定申告書を改めて見てみると、
サノさんに口頭で伝えた年収に嘘偽りはないが、そもそも個人事業主の場合の年収って、
売上金額にあたるのか、それから経費を引いた所得額にあたるのか、
(僕はちょっとでも大きく見せようと売上で伝えていた笑)よくわからなかった。
そして、一応右肩上がりではあったが、年収にバラツキがあり、
もし平均値で判断されてしまうのであれば、サノさんに伝えた年収より
低くなってしまうかも…などと不安になった。

思考も行動もコロコロと変わるのが、僕カナモトの最大の持ち味。
前夜は買った気になっていたが、翌日には「買えるかな?」と半信半疑になっていた。

住宅ローンの金利とは?固定と変動って?

2020年11月6日(金)、住宅ローンの事前審査を申し込む日がやってきた。
サノさんと近所の喫茶店で待ち合わせし、
まずは住宅ローンの仕組み、特に金利について詳しく説明を受けた。
住宅ローンの金利とは、借りたお金に対して発生した利息のことであり、
この利息分が金融機関の儲けとなるわけだ。借りる側からしてみれば、
余計なお金を払っているという捉え方もでき、金利は低ければ低いほど良い。

金利の種類としては、主に「固定金利」と「変動金利」の2つがある。
前者は借入期間中に金利が変わらないというのもの、
後者は金融機関による半期ごとの金利見直しがあり、
5年ごとに返済額の変更が行われるというものとなっている。
(金融情勢から金利がどんなに上がっても、
毎回の返済額の1.25倍までとされている。)
変動金利の方が将来的な返済額が増えてしまうリスクはあるが、
借入時点での金利が固定よりも低いというメリットがある。
そして、サノさんから勧められたのも変動金利だった。

ちなみに、変動金利にフォーカスした金利の状態を見てみても、
1995年以降はずっと長らく2%台が続いており(=超低金利時代と言うらしい)、
1991年のバブル崩壊寸前時には8.5%にも上ったというから、
今の時代が如何に家を買いやすくなっているかがかわかると思う。

正直、固定と変動でどっちにすれば良いのか判断はつきづらかったが、
「金利が低いなら、変動でいいじゃん」という軽い気持ちと
何よりもうすでに信頼し切っているサノさんが言うのだからと、変動金利を選んだ。

借入先金融機関は、どうする!?ドキドキとソワソワは続く。

借入先としては、横浜市内の地銀と信用金庫の2つを紹介された。
一般には担当不動産業者と日頃から取引がある金融機関を勧められることが多いようで、
その関係性からローンの承認が降りやすいという側面もあるそうだ(ネット調べ②)。
ちなみに、ローン承認の通りやすさでいうと、
ネット銀行→メガバンク→地銀→信用金庫・信用組合等→フラット35
の順番となっているようだ(ネット調べ③)。
カナモト的には、
地銀の金利が若干低かった&金融機関の規模的にも大きい方が安心だから、
できれば地銀の方がいいな〜と思っていた。

サノさんからは「カナモトさんが気になる金融機関がありましたら、
事前審査を申し込むこともできますので、おっしゃってくださいね!」と言われたが、
自分で調べるのが面倒だったのと、これ以上金融機関に懐事情を明かすのも…と思い、
勧められた2つの金融機関に絞って事前審査を進めることとした。
こうした一連の説明を受けている最中、僕はなぜだかずっとドキドキしていた。

住宅ローンについての説明が終わり、サノさんに指示されるままに、
地銀と信金双方の必要書類に(結構膨大な量!)にいろいろと記入を済ませた後、
(ちなみに、書類の年収欄には3期分の平均値でも所得でもなく、
直近の売上を書くように言われたため、その通りにした。)
この日の予定は終了となった。サノさんはその足で各金融機関に書類を提出しに行った。
早ければ1週間程度で、結果が出るとのことだ。

数時間後、本日の感謝と無事に提出が終わったことを知らせるメールが入った。
こんな文言と共に、

銀行担当者とお話している限りでは
私は問題ないと思っておりますが、
審査結果が出ましたら改めてご連絡させて頂きます。
良いご縁になればと思っております。」

サノさんは大丈夫だろうと思っているらしいが、僕は結果が出るまでずっとソワソワしていた。
そして、この日の夜もやけにハイボールが進んでしまったのだった。

この記事を書いた中の人

カナモト タカシ

ライターです。本名でコピーライターとしても活動しています。

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