02片さん宅収納編

「ステキ暮らし」第2回目にご紹介するお宅は、料理研究家・片幸子さんの自宅兼キッチンスタジオ。もともと生活の場だった自宅マンションを、スタジオとして利用できるようにリフォーム。料理を仕事にする片さんのこだわりは、真似したいことばかりです。細部にまできらりとセンスが光っていました。

「ステキ暮らし」第2回目にご紹介するお宅は、料理研究家・片幸子さんの自宅兼キッチンスタジオ。もともと生活の場だった自宅マンションを、スタジオとして利用できるようにリフォーム。料理を仕事にする片さんのこだわりは、真似したいことばかりです。細部にまできらりとセンスが光っていました。

ここにしまう理由を!大切な食器や道具に定位置を作る

大学時代、料理とは全く別のことを学んでいた片さんを料理の道に導いたのが、“食器”でした。元々食器や料理が好きなお母さんから影響を受け、この道に進みたいと考え始めたそう。

そんな片さんのキッチンスタジオには、商売道具でもある食器やキッチン用品がとてもスッキリと収納されてあります。収納の秘訣は「ここにしまう理由」をきちんとつけること。理由があれば、何かを使って戻すとき、迷ったり間違ったりすることがないといいます。この場所では、片さんだけでなく、アシスタントさんが片付けることもあるため、「ここにしまう理由」をみんなで共有することがとても大切なのだとか。

まずは、作業台下、スライド式になった3段の引き出しを見せてもらいました。

一番上のガラスの器が入っている段はあえて浅く作り、あまり重ね過ぎないことを意識しているそう。積み重なっていると、下の物はほとんど使わない…。そうしたことに身に覚えがある方も多いでしょう。

二段目や三段目のボウルや鍋はその逆で、サイズ違いのものを効率良く収納できるように、引き出しも深さのある仕様になっています。

軽量スプーンもガラスの器に入れて引き出しの中に入れていますが、調理をするときは器ごと作業台へ。ただ単にしまうだけではなく、効率の良い動線を考えるのも大切!

また、引き出しの開閉もスムーズで、閉めた時にゆっくり閉まるよう、バンっと音がならないように配慮されています。

こちらは、アイランドキッチン下の収納棚です。

コンロと作業台の下全面が引き出しに。この作業台で行う作業に必要な道具が収納されており、重ねすぎず、ぴちぴちに入れないことで、すぐに物が手に取れるようになっています。

コンロや作業台の下はこんな感じ。

コンロの下は棚になっていて、フライパンを収納しています。必要なときにコンロ前から動くことなくフライパンに手が届くので、とても便利。

そして、作業台下には、ゴミ箱や掃除道具などが置かれています。あえて棚などは作らず、そのときどきで、使い勝手が変えられる仕様にしたのも暮らしのアイディア。スタジオの床材は全てタイルなので、掃除が簡単なところもポイントです。

スタジオのドアを入った右側にはパントリーが。

パントリーに並んでいるのは、お茶や缶詰、乾物などの保存食です。料理研究家の片さんだけあって、梅酒など手作りの保存食なども多数。調味料などもたくさんストックされていますが、理路整然と並んでいました。

こちらも、ここにしまう理由付けをしっかりしているので迷うことも、ぐちゃぐちゃになることもないそうです。棚に扉がないので、何が置かれているのかすぐに分かるのも良いポイント。 下手に扉があると“開かずの扉”…にしてしまうなんて方も少なくないのでは?

料理研究家として活躍する片さんが所有する食器やキッチングッズの量は膨大。それらをしまっておく別部屋もありました。食器のために別部屋を用意するのはなかなか真似しづらいですが、お皿の重ね方や用途ごとに分けて並べ、取り出しやすくしていることなど、収納のヒントがいっぱいです。

料理をお仕事にしている片さんのプロフェッショナルな収納の“技”をたくさん教えていただきました。自宅に取り入れられることもたくさんあったのではないでしょうか?特に「ここにしまう理由を作る」というアイディアは今すぐにでも採用できそうです。

収納についてお話を伺うなかで、片さんの食器への愛が垣間見られました!

次回、#4【食器編】では片さんと食器についてのストーリーをお届けします。