02片さん宅器使い編

「ステキ暮らし」第2回目にご紹介するお宅は、料理研究家・片幸子さんの自宅兼キッチンスタジオ。もともと生活の場だった自宅マンションを、スタジオとして利用できるようにリフォーム。料理を仕事にする片さんのこだわりは、真似したいことばかりです。細部にまできらりとセンスが光っていました。

「ステキ暮らし」第2回目にご紹介するお宅は、料理研究家・片幸子さんの自宅兼キッチンスタジオ。もともと生活の場だった自宅マンションを、スタジオとして利用できるようにリフォーム。料理を仕事にする片さんのこだわりは、真似したいことばかりです。細部にまできらりとセンスが光っていました。

時代や国が違っても、ひとつのテーブルに馴染む器たち

片さんを料理の道に導いたといっても過言ではない食器。料理や季節に合わせてコーディネートすることも多い片さんはたくさんの食器をお持ちです。

食器好きの片さんのコレクションの一部を見せていただきました。食器を選ぶときには、実際に使うイメージが湧くものを選んでいるそう。たとえばお仕事などで、間に合わせで買った食器は後々あまり出番がなくなってしまうことも…。

歴史を感じることができる古いものが大好きなので、蚤の市に出かけて、アンティークの食器を買い求めることもあるといいます。

こちらの器は、陶芸家・小野澤弘一さんの作品です。小野澤さんは、片さんが大好きな陶芸家の一人。日本国内での活躍はもちろん、イタリア、アメリカ、中国など海外でも注目を集めているそう。 陶器に漆を塗って焼いてあるこちらのお皿は、写真だと一見渋く感じられるかもしれませんが、お料理をとてもひきたてて見せてくれるのだといいます。

このお皿に片さんのお料理が盛り付けられたら…。きっとステキで華やかになるのだろうな、と想像力を掻き立てられます

蚤の市などでコツコツと集めてきたアンティークの食器。今の時代にはない不思議な魅力が宿っています。 右上の真鍮のスプーンは作家・田中俊介さんの作品。固いというイメージの金属を柔らかい、温かな印象に作り上げることが得意な作家さんです。

片さんのこだわりは、食器のみならずスプーンなどのカトラリーにも。

スプーンや調理器具も、自分の手に馴染むもの、気に入ったものを選ぶようにして、長く大切に使っているそうです。

大人数の料理を用意することも多い片さんには、大皿も必須。こちらがその一部です。

人数分同じものを揃えた方が良い小皿と違って、一枚でテーブルの主役になる大皿は、それぞれ全く表情が違います。一見洋風のお皿に和食を盛りつけたり、和風のお皿に洋風のメニューをコーディネートしたりとその使い方は無限大。

テーブルコーディネートも片さんのお仕事の一部。美味しいお料理を作ること、そしてそのお料理を引きたてるテーブルをつくること、片さんはそのどちらも大切にしています。

リビングの棚にずらりと並んでいたのは土鍋。いくつもコレクションするほど、片さんは土鍋好きなのだそう。特に気に入っているもの、色味が周りと合うものなどを飾っています。ここに飾っている土鍋も決して“飾り用”ではなく、実際に愛用しているものです。

きちんとお手入れをして、使いながら飾ることもできるなんて、見習いたい限り!

実際に片さんのお料理を盛り付けていただくと、食器の魅力がさらによくわかります。 脚付きの器にはパクチーが。高さのある食器は特別感が出て、薬味を入れるだけでおしゃれな雰囲気に。これは普段の食卓にも取り入れたいポイントです。

どの食器、カトラリー、お鍋も片さんがこれまでコツコツと集めてきた宝物。器が作られた時代や国が違っても、雰囲気が合っているのが不思議です。

#5【料理編】では、こだわりの食器で片さんの美味しいお料理をいただきます!